当山、仙台虚空蔵尊は860年の歴史の中で仙台藩政以来卦体神信仰(十二支の守り本尊を信仰する習慣)の中心地としてこの地の諸願成就の護り本尊として崇敬されてきた歴史がございます。
御参詣の皆さまにとって当山は祈りを捧げる場所、自分と向き合う場所、救いを求める場所でもあります。その思いとは深い信心をお持ちになられて切実な思いでお越しになられます。現在はとりわけ病気平癒の祈願に来られる方が特に多いのです。
時として私たちは思わぬ病気に襲われます。現代において特に多いのが癌という病気です。日本人の死因の中では第1位が癌で、3割を占めます。しかし現代では、『がん』という病気から生還している方は、沢山いらっしゃいます。その方々はがんの治療だけではなく、御神仏に祈る気持ちを持って、信仰心から、生きる希望を頂き、治療に取り組まれて生還されています。
癌を発症して、お医者さまに余命半年と言われても、何年も生きられる方、癌が治った方、痛みを伴わない方がいらっしゃいます。そうした医学だけでは計り知れないことがあるからこそ御神仏のお導きにより、御先祖さまや仏さまのご加護、そして病気を克服したいと願う気持ちから、病を乗り越えられています。
一病息災・二病息災のようにいまや「がん」=「死」ではありません。『がん封じ祈祷』を行い、病院治療と合わせて、がんを患っている方々に、明るい未来を共に歩んで行けたらと、切に願いながら、『がん封じ祈祷』を勤めさせていただいております。
御祈祷とは御神仏さまへ諸願成就を期して身も心も投げ打って祈りを捧げる事です。辛い時こそ御神仏におすがりいただきたいと思います。健やかなる時も病める時も信心・安心を持つことで生きることの本質を見極めることができます。
この世に命をいただいた私たちは人生の歩みを進めていると、時には思いもよらない困難が立ちはだかり、考えもしなかったことで悩やみ苦しみ立ち止まることもございます。そしてその中で各々の使命や生きている意義に気づかされることがございます。今日という一日を自らの人生が終わっても後悔しないような想いを持って貴い一日を一挙手一投足過ごせることが大事なことではないでしょうか。
虚空蔵尊参詣者及び崇敬者の皆さまは虚空蔵菩薩さまに祈りを捧げてお力をいただきながら、病と向き合い、心豊かに自分らしい人生を前向きに過ごされています。当山、仙台虚空蔵尊では「がん」に関する『がん封じ祈祷』を受けられるご祈願主様に、大変多く御参詣いただいています。この度、御祈祷をお申し込みいただいた皆さまも、ご自分やご家族さまの為、また、大切な方の為に、御祈祷を御修行されて、虚空蔵菩薩さまのお力をいただかれますよう、御案内申し上げます。
祈祷料:5,000円(紙札)・7,000円(木札・特小)・10,000円(木札・大)・15,000円(木札・特大)