厄払い

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厄払いの意味

厄年は数え年で判断します。数え年とは年が変わり、誕生日が来るまでは、満年齢に2歳を加え、誕生日が過ぎれば満年齢に1歳を加えて計算します。そもそも日本で数え年が満年齢に改められたのは、戦後の昭和25年1月1日から。つまり平安時代からの厄年の文献はすべて数え年が基準になっているため、現在でもそれを踏襲しているのがその理由です。

厄とは「人間の生命や生活の健全と安定をそこなう要因になると考えられている災難・障害に関する心意現象」の事で、厄年とは日本古来から、人生の節目を「厄年」として忌み慎む習わしがあります。人間の一生のうち、何らかの厄難に遭遇する恐れの多い年齢をいい、医学の発達した現代においてもなお、万事に慎まねばならない年齢として、意識されています。

平成7年度の国勢調査によると、女性の離婚率が最も高いのが厄年にあたる31~33歳。この年齢の離婚率は全年齢の平均離婚率に比べ、およそ2割増しとなっているそうです。また、男性の厄年である41歳付近では、大腸ガン、喉頭ガンの発生率が非常に高くなっています。偶然の一致と見逃せるものではないでしょう。
厄年というのは、現代生活にもあてはまる人生の転換期であり、肉体的にも精神的にも調子をくずしやすい年齢といえます。厄年には、虚空蔵尊に詣でて、厄払いのご祈祷を致しましょう。

ちなみに厄払いが済んで、家に着いたらお札は仏壇もしくは神棚、どちらもない場合は、粗末にならない少し高い所で東か南向きにて、お祀り下さい。水・酒・おもちを供えると良いでしょう。水は生命の源であり、お酒は100種のお供え物、もちは50種のお供えと同じ効果があるとされています。そして仏様はきれい好きなので、お札のある場所は常に清潔に保つこと。こうして1年過ぎたお札は虚空蔵尊に納めて頂ければ、納めて頂いた次のどんと祭で焼却供養としてお焚き上げ致しております。

厄年(やくどし)

男性と女性の厄年は異なり、本厄は男性の場合は、数え年で25歳、42歳、61歳、女性の場合19歳、33歳、37歳とされている。特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、凶事や災難に遭う率が非常に高いので十分な警戒を要するとされており、語呂合わせでも男性の42歳は「死に」女性の33歳は「散々」に通じる。数えというのは、誕生日前だと+2歳、誕生日を迎えている場合+1歳を足して計算する。いずれの厄年にもその前後1年間に前厄(厄の前兆が現れるとされる年)・後厄(厄のおそれが薄らいでいくとされる年)の期間があり、本厄と同様に注意すべきとされる。この年は縁起の悪い事態が多発しやすいとされており、それゆえ本厄の年に「厄祓い」・「厄除け」を行い、神仏の加護を受けて凶事や災難を未然に防ぐ慣習がある。なお本来は七五三も厄払いが起源であり、厄年の最少年齢はともに3歳(数え年)になる。

節分(せつぶん)

節分は季節の別れ目の意味で、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日をさしていた。特に「立春」をさすようになったのは冬から春にかけてを一年の境目とし、現在の大晦日の様に考えていた為である。「豆まき」の行事は中国から伝わったもので「追儺(ついな)」と呼び、「厄おとし」「厄払い」などと呼ばれ、悪鬼、厄神払いの儀式で、これと神社が邪気払いに行った豆打ちの儀式が融合した物とも言われている。慶雲3年(706年)文武天皇により初めて行われた。近代では一般的に炒った大豆を使うが、地方によっては掃除や、撒いた後も食べられる事から落花生を使う所も多い。自分の年齢(数え年)の数だけ、または、一つ多く食べると健康に御利益があるとされている。鰯や柊などの風習は近世以降行われたもので、魔除けの意味がある。

祈祷年間予約不要当日受付可能日

下記日程以外の平日、土日は予約制にて祈祷受付してます。

1月1日~7日(七草)まで、毎日随時受付
1月13日 AM11時とPM2時(特別大祈祷/正月・五月・九月)
1月14日 AM11時とPM2時とPM7時(どんと祭)
2月3日 AM11時とPM2時(節分祈祷)
5月13日 AM11時とPM2時(特別大祈祷/正月・五月・九月)
9月13日 AM11時とPM2時(特別大祈祷/正月・五月・九月)

以下は要予約ですが祈祷受付しやすい日

3月1日・13日 AM11時/PM2時
4月1日・13日 AM11時/PM2時
6月1日・13日 AM11時/PM2時
7月1日・13日 AM11時/PM2時
10月1日・13日 AM11時/PM2時
11月1日・13日 AM11時/PM2時